セレニカ~グラントリ (UCI/2.HC)

最難関となるクイーンステージはブロークンランド

中古ロードバイクルック車を整備する (3) クロスバイクとして再生しました


完成写真どん。

そんなわけでご覧のようにドロップハンドルは取っ払ってクロスバイクにしてしまいました。

そもそもこのフレーム、ルック車にありがちなんですがぜんぜんロードバイクっぽいジオメトリじゃないんですよね。トップチューブがどーんと長い。ためしに同じくオオトモの現行ベストセラークロスバイクLIG MOVEと写真を重ねてみたのですが、この通り。

で、変更点ですが、前後ホイールをNew Balance CX-5002の純正品にしてリア8速にしました。

それにあわせて、ママチャリグレードだったディレイラーももうちょっとましなものに交換してあります。

緩んでいたカップ&コーンBBはシマノのカートリッジ式に変更。

ブレーキレバーはカンチレバー用としてAliExpressで売られていたものを注文。

しかしこのシングルピボットブレーキ、死ぬほど効きません。

レバーの軸からケーブルエンドまでが31.5mmと、いちおうVブレーキ用レバーよりはだいぶ短いのですが、ママチャリ用のレバーなんかですと25mmぐらいだったりしますので、レバー交換でなんとかなるかもしれません。


今回いちばん手間がかかったのがフレームの再塗装です。ワイヤーロックとの摩擦ですっかりアルミの地肌まで凹んだ部分をうすづけパテでしっかり平滑にして、ラッカー系のプラサフとブラックのスプレー缶、ウレタンクリアのエアブラシ塗装で仕上げました。途中でプラサフや黒をどばーっとかけすぎて、既存のウレタン塗装の縁がシワになったりといった失敗で手戻りも発生しています。いっそぜんぶウレタンでやればいいんでしょうけど、調色がしんどい(カラーバリエーションが少なく、単価も高い)ので手を出せずにいます。