セレニカ~グラントリ (UCI/2.HC)

最難関となるクイーンステージはブロークンランド

DN7001のサドル高さを適正にする

会社の元同僚を交えて飲み会があったのですが,お開きになったあと彼は自転車をとってくるといって駐輪場のほうへ行きました。そして戻ってきた彼が引っ張っていたのは,折り畳み+Wサス+26インチブロックタイヤという,僕なら絶対にこれで通勤しようとは思わないだろうなあというバイクだったのですが,気になったのはポジションでした。

「なんかそれサドル低くないですか?」
「あ,わかる? もうこれ以上出せないんですよ」

低すぎるサドルで自転車に乗るのが許せないという強迫観念に駆られている僕は,今度会ったら有無をいわさずシートポストを交換してやろうと思い,まずはスペックを調べることに。フレームとサドルにでかでかと書かれた「DN」の文字を手がかりに検索すると,DN7001というモデルだとわかりました。

販売元のページはもはや突っ込みどころしかないのですがそれはまた別の話としまして,問題は「シートポスト径: JIS基準適合」というところです。いやJIS基準て破断試験しかなくね? 残念ながら元同僚とはそうそう毎週会えるわけではないので,ノギスを持ち歩くこと1ヶ月。ようやく職場近くの駐輪場に置いてある「風格すら漂う黒」のDN7001を見つけたので測ってみました。

まずクランク軸中心からシートチューブ上端までは約42cmです。それから肝心のシートポスト直径が28.6mm。シートポストの挿入長はたしかJISで径の2倍以上となっていたはずなので6cmとして,あとはサドル自体の厚み(シートレール〜座面)がだいたい7cmくらいでしょうか(サドルによってさまざま)。

ですので,ふだんのクランク軸〜座面が70cmの人は,70−42−7+6=29cmくらいのシートポストを買えばいいわけです。足が長かったりサドルが薄かったりすれば,もっと長いシートポストにしなくてはいけません。ただ,フレーム形状を見ればわかる通り調整幅は非常に短いので〈公式スペックでも「サドル高さ(mm): 81-92cm」となっています),計算よりもせいぜいプラス5cmくらいにおさめておかないと購入後にカットする羽目になります。

個人的には,まあもともとのシートポストが黒なのでそれは尊重するとして,錆びるのがいやなのでアルミ製品というところで選ぶとすると,http://kuwahara-bike.com/jp-kbw/index.php?option=com_flexicontent&view=items&cid=130&id=606:kuwahara-seatpost&Itemid=105 あたりがおすすめでしょうか。定価2,100円。で2ボルト固定なのがいいですね。28.6mmは設定されていないのですが,27.2mmにシムをかませればいいかと。