セレニカ~グラントリ (UCI/2.HC)

最難関となるクイーンステージはブロークンランド

乳幼児を安全に乗せられる自転車

乳幼児が親に抱かれるなどして自転車に乗っていて事故に遭い、けがをしたケースが、この5年間に全国で少なくとも40件発生し、このうち4分の1近くで赤ちゃんが頭の骨を折るなどの大けがをしていたことが、消費者庁の調査でわかりました。
(中略)
国内では、自転車に取り付ける子ども用のいすが普及していますが、まだ首がすわっていない1歳未満の赤ちゃんを座らせるのは難しいのが実情です。
またヘルメットについても、自転車協会は、首のすわっていない赤ちゃんにかぶせると負担が大きくなるとして推奨していません。
一方、自転車が広く利用されているオランダやデンマークなどのヨーロッパ諸国では、1歳未満の赤ちゃんを乗せられる座席が付いた3輪の自転車など、より安全な製品が販売されています。
子どもの事故に詳しい小児科医の山中龍宏さんは「自転車を利用したいという母親のニーズは大きい。赤ちゃんが巻き込まれる事故を減らすためにも、国内でもより安全な自転車の開発を目指すべきだ」と話しています。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160902/k10010666441000.html

ヨーロッパ諸国で販売されている三輪自転車がどうして日本で走っていないかといえば走るところがないからです。

この手の自転車はだいたい幅が90cm以上あります。そして日本では幅が60cmを超える自転車は歩道を走れません。

さらに幅が90cm以上ある自転車が走っていてもクラクションを鳴らされない車道は日本には(特に保育園のまわりには)ほとんど存在しません。

現実的な解は「幅○m以上の歩道に限定して普通自転車でない自転車も走ってよいことにする」でしょう…と言いたいところですが,その前にですね,そもそもお前ら事故に遭いすぎじゃないのかと。乳幼児を乗せていたらふつうはいつも以上に慎重に運転するものじゃないですか。それでこれだけ事故が起きているということは,そもそもどうすれば事故に遭わないかがわかっていないんじゃないですかね。こんな話もあります。

カバーがなかったら脚が巻き込まれることぐらいふつうに考えたらわかりそうなものじゃないですか。でもわかってない。これはもう学校なり(大人になってからは)保育園幼稚園なりで講習会を義務化するしかないですよ。ヨーロッパ諸国やらオーストラリアではたしかそういうのがさかんに開催されているはずです(義務かどうかは定かではないですが)。とにかく免許をとらない人に交通ルール(と子供乗せに伴う危険性)について学習する機会を提供しないと。

あとは取り締まりの強化ですね。3年でツーアウトの講習会が義務づけられてからこっち事故が減ったというニュースが報じられていますので,警察のみなさまにはこの調子でがんばっていただきたく。