セレニカ~グラントリ (UCI/2.HC)

最難関となるクイーンステージはブロークンランド

管理局の白い悪魔

とか呼ばれているらしいひとの昔の映画を見てきました。「魔法少女リリカルなのは The MOVIE 1st」。みちアキさんがほめてたので行こう行こうと思いながらも時間が取れずにいるうちに真昼間の上映しかなくなってしまって有休を使うはめに。

予備知識はあんまりなくて,

とかそれぐらいだったので,Zガンダム映画版の展開の早さを思い出して,はたしてついていけるのかしらとちょっと心配だったのですが,杞憂でした。以下感想。

  • ぜんぜん大きいお友達に媚びてる感じがしない。あるいは媚びた表現に慣れすぎてしまって気付かなかったという可能性も否定はできないけど。
  • 作りは基本的には超レガシー。奇を衒った構図もなければぬるぬる動くシーンもない(変身シーンは別として)。東映まんがまつり的というか(見たことないけど)。
  • でも作り手の情熱が伝わってくる。画面の隅々まで手を抜いた感じがまったくないし,声優さんの演技もキャラクターのいっしょうけんめい感がハンパない。
  • お話は2時間という枠内でよくまとまっている。TV版はもっとエピソード豊富だったっぽいのでドラマを絞り込むのに成功した感じ。
  • 演出上のリアリティに関する突っ込みどころは山ほどあったけど,それをするのは野暮だなということもよくわかった。というかふつうに小さいお友達に見てほしい。
  • 火力のインフレはぐっとくる。Fateを初めてやったとき,メデューサ戦で悶絶しそうになりながら「あーこれはBASTARD!!が原体験だなー」と思った記憶があるが今回もそんな気持ちになった。
  • なのはさんは完璧すぎてあんまりヒロインっぽくなかった。
  • むしろフェイトはよくがんばった。中盤までは母親と心中してもおかしくない雰囲気だったのに。
  • 高町家に男性が2人いて,しかもどっちも若いのでもう片方は誰だろうと思っていたら父親でびっくりした。生きてたのか。
  • 槙原動物病院にちょっとうるっとなった。クロスオーバーには弱い。

2ndが楽しみです。