セレニカ~グラントリ (UCI/2.HC)

最難関となるクイーンステージはブロークンランド

シマノハブ玉押し寸法図

Y21H98080

シマノのラベルだと「HB-MC10 CONE M9 & DUST COVER」となってるやつです。日本語のラベルだと「防水カバー付玉押し(M9×10.4mm)」ですね。 …あれ? ごめんなさい実測値は10.5mmに読めました。まあそれぐらい適当な測定ということでご勘弁ください。 f:id:kamenoi:20210927221725p:plain

Y3SR98030

玉押し、スペーサー、ワッシャー、ナットからなるユニット部品の玉押しです。ラベルは「FH-M530 LEFT HAND LOCK NUT UNIT」 f:id:kamenoi:20211018225041p:plain なおスペーサーの厚みは8.2mm、ワッシャーは3.0mm、ナットは4.6mm厚です。2021年9月27日時点で価格が税込1,012円でした。スモールパーツも高価になりましたねえ。

このロックナットユニットと、上からかぶせるラバーシールY3AC04200(商品名: FH-M580 RUBBER SEAL)、そもそもはFH-MC18のパーツ(Y3SK98030 Left Hand Lock Nut Unit & Y3AC04100 Rubber Seal)がディスコンだったので互換性のあるやつはないかということで分解図をかたっぱしから見比べながら探したのですが、装着したところOLDも135mmになっていますし、回転にも問題がないのでたぶん大丈夫だと思います。というか手元のFH-MC18のパーツと形状はまったく同じだったのですが、そもそもハブが中古自転車についてきたやつで、すでにパーツが純正でない可能性が高いので、形状が同じことを証拠にはしたくないのです、残念ながら。

PEUGEOT COM-505 METRO 1999

わりと古いモデルだったので、あまりいい状態ではないのですが車体の写真を残しておきます。

f:id:kamenoi:20210727133136j:plainf:id:kamenoi:20210727133258j:plainf:id:kamenoi:20210727133409j:plainf:id:kamenoi:20210727133229j:plainf:id:kamenoi:20210727133740j:plainf:id:kamenoi:20210727133626j:plainf:id:kamenoi:20210727133709j:plainf:id:kamenoi:20210727133538j:plainf:id:kamenoi:20210727133547j:plainf:id:kamenoi:20210727133601j:plainf:id:kamenoi:20210727133724j:plainf:id:kamenoi:20210727133828j:plainf:id:kamenoi:20210727133811j:plainf:id:kamenoi:20210727133900j:plainf:id:kamenoi:20210727133818j:plainf:id:kamenoi:20210727133942j:plainf:id:kamenoi:20210727133953j:plainf:id:kamenoi:20210727134048j:plainf:id:kamenoi:20210727134104j:plainf:id:kamenoi:20210727134117j:plainf:id:kamenoi:20210727134127j:plainf:id:kamenoi:20210727133914j:plain ハンドルバーの刻印が「98 12」でシートポストが「99.05」だったのと、https://www.cycleurope.co.jp/important_news03.htmlの写真と見比べて、1999年モデルと推測しました。2000年モデルの可能性もないではないのですが、INDEXに残されている2001年4月時点の仕様とは何箇所か違うところがありますので、どうかなあ、と。パーツのヤレ具合からしても、交換されたのはタイヤとグリップぐらいではないかと思います。

2000年モデルとの違い、あるいは詳細を補足しますと

  • エンド幅135mm
  • BB-LP27 軸長111.6mm
  • FC-M330 170mm(LL113=軸長116mmのBBと組み合わせてチェーンライン50mm、BCD61mmとかいうふざけた規格なのでチェーンリング交換不可)
  • FD-M330(42-32-22T対応)
  • RD-MC18(11-30T対応、最大フロント歯数差20)
  • ST-MC18(シフトレバーとブレーキレバーが一体成形ではない兼用タイプ)
  • スプロケット 11-30T
  • ハンドルバー KALLOY AL-027T 590mm
  • サドル Selle Success Moonlight
  • シートポスト KALLOY 27.0A表記
  • HB-MC12 / FH-MC18
  • alexrims AL-VP20F ETRTO 622-20(シングルリム。どっかで聞いたような型番ですが)

フォークコラムがオーバーサイズというのがミソで、おかげでスレッドレスのヘッドセットに交換できます。なんならカーボンフォーク…はさすがにこのカラーリングだと似合わないですかね。

タイヤ幅メモ

レビューサイトに書いてもいいのですけど自分で書いたのを見つけられなくなりそうなので。リム内幅はとくに記述がなければ19mmです。

  • DURO DB-7044 Cordoba 26x1.75 47-559 実測39mm mystaranbike.hatenablog.jp
  • SCHWALBE Big Apple 26x2.15 55-559 実測55mm mystaranbike.hatenablog.jp
  • MICHELIN Country dry[2] 26x2.00 52-559 実測55mm
  • LIFELINE Essential Commuter 26x1.75 44-559 実測38mm
  • CHAOYANG MAKO SHARK 26×1.90 H-5113 44-559 実測44mm f:id:kamenoi:20210311134103j:plain
  • CST CLASSIC BREAKER 700x38c 40-622 実測37mm f:id:kamenoi:20210513130446j:plain
  • KENDA K-198 700x40c - 28x1 5/8 42-622 実測38mm(リム内幅21mm) f:id:kamenoi:20210510143438j:plain
  • IRC URBANMASTER street 700x35c 35-622 実測32mm(リム内幅21mm) f:id:kamenoi:20210510143306j:plain

RD-TY22-GS(たぶん)の微妙なバリエーション

中古クロスバイクから取り外した安物のリアディレイラー、手元の3つがどれもプレートの形状がわずかにor多少違ってておもしろーい、というお話です。

f:id:kamenoi:20210114151257j:plain 表から見ると同じに見えますが。

f:id:kamenoi:20210114151452j:plainf:id:kamenoi:20210114151406j:plain 型番の後ろにアルファベット2文字がついています。これは「CI」

f:id:kamenoi:20210114151534j:plainf:id:kamenoi:20210114151605j:plain こちらは「WC」。CIとあきらかにインナープレート形状が異なっています。

f:id:kamenoi:20210114151631j:plainf:id:kamenoi:20210114151644j:plain これが「YH」。WCとほとんど同じなのですがプレスの型が違うようで微妙な差異があります。

f:id:kamenoi:20210114151844j:plain WCとYHの比較。

分解図と見比べるとたぶんGSタイプなのですが、説明書によればこんな簡素な作りなのにフロント歯数差20T、リア最大32Tまで対応しているんですね。ふつうにMTBに使えちゃいます。

材質違いのキックスタンド

f:id:kamenoi:20200908104557j:plain クロスバイクに付属のキックスタンドとして装備されているのを見たことがあるかもしれません。 これ、左がたしかGIANT CROSS 3だったかについてきたもので、アルミ製なんですが、右はIGNIOかどこかのクロスバイクの初期装備で、鉄製です。 重量は、アルミ製が289g、鉄製だと444gもありました。 錆びてなかったらぜんぜん見分けがつきませんし、ちょっとぐらいの錆でも汚れと見分けがつかなかったりするので、中古自転車を買うときは要注意ですね。 形状だけで鉄製と判断して捨ててしまうことがないようにしないと。

実写映画弱虫ペダルを観てきた

漫画やアニメ版の大好きな子供が実写映画も見たいとおっしゃるので連れていきました。なんというか、自分がふだん見ている映画とは目指すものも見せたい相手も違う作品だなあ、という感想でした。

まず気づいたのは、画面でなんも説明しないということ。ふつう映画だと、なにか伝えたいこと、たとえばキャラクターのバックグラウンドだとか思想信条だとかそういうものがあったら、それがわかるようなシーンをそれとなく入れたり、それ用のシーンがなくとも役者の演技で表現したり、観客が「ひょっとして」「なるほど」と感じ取れる方法を使うのが標準的なんですけど(ですよね?)、この映画は原作漫画にならったのかモノローグを導入していて、説明がぜんぶモノローグまかせになってしまっている。

原作つき映像作品でモノローグをどうするかはなかなか悩ましいところで、ファンがどういう作品を望んでいるのかとか、モノローグで作劇が容易(幼稚?)になってコストが抑えられる点をどう評価するかとか、まあ考え方はいろいろあると思うんですけど、実写映画「弱虫ペダル」についてはこういう方向性で、ということになったんでしょうね。

――アニメにする時に心がけたことは?

 制作的な面で言えば、マンガとアニメ、メディアの違いを意識した作りになっていると思います。マンガはナレーションやモノローグをうまく使用して物語が進んでいきますが、アニメでは可能な限りモノローグを省きながら、映像として説明できるものにしたいという提案を、神戸守監督や福島祐一アニメーションプロデューサーからいただきました。キャラクターの動きや、キャストさんのお芝居、劇伴音楽や効果音などで表現することで、単純なメディアコンバートではない作品になっていると思います。マンガとアニメの違いを(踏まえて)きちんと作れているので、どちらも楽しんでいただけるかなと。 アニメ質問状:「約束のネバーランド」 可能な限りモノローグ省く マンガとアニメの違いを意識 - MANTANWEB(まんたんウェブ)

そういうことが受け入れられるかどうかの判断はすごく難しいと思います。鬼滅の刃のアニメも漫画同様に炭治郎のモノローグを多用した作りになっていますが、単品の映像作品として評価が低いかといえばそんなことはないわけでして。

ただまあ、もしも実写版弱虫ペダルが実写というフォーマットの原則に従って作られていたら、面白い作品になっただろうなあ、と個人的には残念です。今泉くんがいきなり小野田くんに勝負を挑むくだりとか、漫画やアニメではかろうじてアリかもしれませんけど、ふつうに考えたら頭おかしいですよね。あのへんを幹さん(寒咲妹)あたりを焚き付け役にして再構成できたらなあ、とか妄想してしまいました。とくに今作では今泉くんが自信を失くしていて、それを仲間からの信頼によって取り戻すというのが物語のクライマックスに位置づけられているだけに、小野田くんの「仲間がほしい」という飢餓感とからめて「俺たちふたりとも欲しかったのは同じものだったんだな…」的な流れに持っていって…なんて夢想したくなりませんか? なりませんね。

あとあの橋本環奈さんとかいう女優さんはすごいですね。出演作品を初めて見たんですけど、この人がいるだけで画面に華が生まれます。ものすごい存在感。たぶんこの人の出演料が他のどのスタッフよりも高いんだろうなあと想像。

そうそう鳴子くんがいっつもポジション低めというかハンドルに伏せてるのが気になったんですが自転車のサイズが合ってないのか演出なのかよくわかりませんでした。