本当に、本当に心から残念でなりません。
どうしてこんな下らないモノに成り下がってしまったのでしょう……
http://d.hatena.ne.jp/LIST/20080329#p1
いままでRPGプロダクトをマネージメントしてきた人材なら,高平氏が決して優秀なデザイナーではないことをご存知でしょうし,であれば,d20に詳しいアドバイザー(D&D関連のだれか)を確保した上で十分なテスト期間を設けなければ売れる製品にはならない,とわかっているはずです。それができなかったということは,上記2つの理由のいずれかに帰着するのではないかと。
1はもうちょっと細分化できて,
- 高平氏がいまいちなのはわかっていたが,推敲・テストのためのリソース確保に失敗した
- ろくでもない製品でも旧版のファンにはそこそこ売れると踏んだ*1
- そもそもRPGの良し悪しがわからず,「デザイナー」の高平氏にまかせておけばふつうのRPGになると思っていた
とかそんなところでしょうか。
D&Dについてはそれなりのことができているので(迅速な翻訳,充実したサポート,公式コンベンション開催,雑誌への露出など),まともな人材が1人もいないとは思いません。「2人目」がいないこと,にもかかわらずD&D以外のプロダクトラインの開発を強行してしまったこと,このあたりにホビージャパンの組織としての弱さが垣間見えた気がします。
あ,もうひとつ可能性がありまして。組織が強い弱いの前に,そもそもRPG事業はホビージャパン(の経営者)にとっては趣味かバクチでしかないという。D&Dが売れてるのは会社として力を入れたからではなく,「たまたま」プロダクトと関係者が優秀だった(=バクチが当たった)だけだったりするのかもしれません。
*1:投資金額を回収する程度には売れた可能性もあります