ちかぢかアメリカで某団体主催の情報システム相互接続試験が行なわれます。あちこちのベンダーが自社のシステムを持ち寄って,ちゃんと規格通りにプロトコルが実装されているか,相互通信が可能か,というのをチェックするわけです。
で,いちおうチェックする項目ごとにかんたんな状況説明というかシナリオがあるのですが,こいつがわりとふるっていたのでご紹介。
とある気持ちのいい午後のこと。年度末のクィディッチ選手権最終戦の試合中に,ハリー・ポッターが飛行用箒から墜落した。なんらかの反則行為が疑われたが,おりしも逆光となった強い日差しのせいで,墜落の瞬間を目撃した者はいなかった。
マクゴナガル先生にあたたかく見守られつつハリーは医務室に運ばれた。ひととおり検査を終えたハリーは聖マンゴ魔法疾患障害病院に転送される。なにかの魔法をかけられていないかどうかを専門家に診てもらうためだ。
ホグワーツ魔法魔術学校の情報システムはあらゆる患者情報にアクセスすることができる。ただし。不正アクセスを発見するための監視システムが備わっている。君のコンピュータはこの情報システムの端末のひとつだ。端末を使って,誰かが君の端末からハリー・ポッターの医療記録にアクセスしたら,それを監視システムに伝えなくてはならない。
端末上でユーザを作成し,システムにログインしてハリーの記録を閲覧せよ。その行為は監視システムに記録される。
ダンブルドア校長は,ホグワーツの職員の誰かがハリーの記録を不正に閲覧しようとしているのではないかと疑っている。彼は監視システムを使って,端末からのハリー・ポッターの記録へのアクセス・ログを取得・閲覧しようとする。監視システムは必要十分な検索機能を備えていなくてはならない。
残念ながら英語ページはパスワードで保護されています。やりたい放題だなw