セレニカ~グラントリ (UCI/2.HC)

最難関となるクイーンステージはブロークンランド

セッション反省会

獄長はデーモン

氷川さんがDMの7レベルPC×7によるセッションはいきなり牢屋の中から始まった。しかし装備が中途半端に残されている。この理由付けが秀逸だった。牢屋の前にナバッスゥが居座っていて,脱出を図ろうとする人間がいると大喜びで襲って食べてしまうことになっていた。なるほど,これでは装備をすべて奪ってしまうと囚人はみなあきらめてしまうので,ナバッスゥが退屈して門番をいやがるよな。どうにかして手なずけたタナーリ,多少のリスクを犯してでもご機嫌をとっておきたい気持ちはわかる。僕がDMだったら間違いなく綺麗さっぱり装備を奪ってどうにもならない状況にしてしまうだろう(ので牢屋の中からとかありえない)。

…いや,きっとDMはなにも考えていなかったのだが。

ただ,7人中2人が初対面,1人はいっしょにテーブルを囲むのが3回目という状況では,ふつうに相談がめんどくさかった。相手のキャラもよくわからないのに考えを引き出したり提案したりそれらをまとめたり,そういうのがいやだから僕は技術職やってんのにー,みたいな。1回くらい戦闘して馴染んだあとならいいんだけど。まあ結果的にはAFCPさんがうまくまとめてくれたし,エンカウンターの難易度もそれほどではなかったのでなんとかなった。

覚えておくべきこと。クリーチャーのCRのおおよその値は,標準アクションでSense MotiveとBluffの対抗判定を行うことで判明する(CAdv)。アクションを費やすことと,距離30フィート以内という制限があることから,きっと使わないと思って忘れてしまったルールだったが今回のような状況では役に立った。

覚えておくべきこと。Outsiderはすべてのセーヴがよい。僕のPCはArcane MasteryとSpell PenetrationでSRは抜きやすくしてあるが(Dispel用),Spell-like Abilityは魅力ベースなのでDCがあまり高くない。Spではなく呪文のほうを使うべきだった。

ミイラと塩漬けミイラ

メインのクレリックのプレイヤーが「リムーヴ・フィアなんて持ってきてないよ!」と叫んでいた横でニヤリ。僕のPCがサブのクレリックとしてちゃんと覚えておきましたよ。僕もメインだったらたぶん覚えていない。あれだけ敵がYuan-tiだと脅されていれば毒対策中心になるのが自然。ま,結局全員セーヴに成功したので出番はなかったわけですが。

隠密行動

いつもはDMをやっているAFCPさんのBeguilerはRemove Scentの呪文で臭いまで消して偵察に出ていた。これは間違いなく次回のセッションでScent能力持ちの敵が出る。そして僕のGhaeleが透明になって油断しているところに襲い掛かる。

Rope Trickも敵に見つからないようにmisdirectionで隠そうとしていたのが印象的。こうやって誰かが使ってくれると頭に入るんだけど漫然とルールブックを読んでいるだけではやっぱりだめだ。情けない。

対Aberration戦闘

領域呪文のFreedom of Movementの存在を忘れていたのは痛恨の極みだが,その前にやはり「AberrationはWillセーヴがよい」とDMに聞かされないとわからなかったのは問題。セッション後DMに「なんでChain Lightning使わなかったの?」と聞かれて「いや相手1体ですし」と答えたが,よく考えればRefセーヴがいちばん通しやすかったのだ。7d6は伊達じゃない。

あとは,Tatoo of Expansionをナバッスゥ戦で無駄に使っていたのも後悔すべき点。本当に必要な敵が出て,なおかつ誰かにTatooを渡すことのできるタイミングを待ってもよかったのだ。2つ以上持っているならともかく。