セレニカ~グラントリ (UCI/2.HC)

最難関となるクイーンステージはブロークンランド

完結編は出るのか

E.G.コンバット〈3rd〉E.G.コンバット〈3rd〉
秋山 瑞人 よしみる

メディアワークス 1999-07
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たまたまamazonで在庫が復活していたので新品で購入した。増刷かかったのかと思ったが「1999年7月25日初版発行」だった。おいおい。

2ndでは大泣きしたが,3rdはいかにも「完結編・上」という調子でそれほど盛り上がらなかった。どうにか4thも出してほしいけど,まだ初版が残っているようでは無理かも。☆よしみる氏には悪いが,この作品があまり売れてないのは表紙のせいではなかろうか。氏の絵柄はどう転んでも流行りの絵柄ではないし。背景世界もキャラクターもたいへん魅力的なので,それを創り出した名誉を胸に売れっ子絵師に表紙を任せるが吉かと。ま,売れなければ売れないで「こんなおもしろいラノベを知らないなんて」という優越感を抱かせてくれるのだけど。歪んでるな。

ふと思い立って☆よしみる氏のサイトを眺めてみた。同じキャラクターがいろいろな作品に登場するという構図は,獸木野生もやってるけど,けっこう面白い…というかどの作品も安心して読めてしまうという利点がある。もちろん新鮮味が薄れることは薄れるのだけれど,「このキャラクターにこういう一面が」という発見は他では味わえない。実はわりといろんなクリエイターがそうやってキャラクターを作ってるのだろうか。

追記:Wikipediaによるとそういうのはスターシステムといって手塚治虫のころからあるらしい。その他の例もたくさん挙げられていた。