セレニカ~グラントリ (UCI/2.HC)

最難関となるクイーンステージはブロークンランド

『ヴェノム:ザ・ラストダンス』かんそう

  • 吹き替えで観たのだけどなんだか台詞がぶつ切りのような…。テンポ感を出そうとした英語版に引っ張られてる?
  • マリガン刑事の役まわり、シンビオートに喋らされるだけだと誰でもよかったことない? 前作で何してた人だっけ、と余計な脳みそを使わされてしまった。
  • ペイン博士とクリスマス博士は掘り下げ具合が中途半端というかとりあえず原作のキャラ出しときました感が…。
  • ヴェノム戦隊はわちゃわちゃしてて楽しかったけど1作目で寄生にあんだけ苦労してたのはなんだったという突っ込みも微妙に頭をよぎった。
  • 流れ的にもうひと盛り上がりあるよね、と思っていたら終わってしまった。1作目のロケットぐらいの盛り上がりを期待していた。
  • ヴェノムの自己犠牲が唐突。エディが事態を飲み込む前に、というヴェノムの気づかいと思えないこともないが今作での頭の悪さを考えると厳しい。
  • ゼノファージから必死に逃げるがなにをどうやっても見つかってしまう→まわりの人間がエディに「ヴェノムを殺せ」と迫る→エディは断固拒否、ヴェノムの知恵と力を借りて戦おうとするが力及ばず…みたいな前フリがほしかった(というかそういうことをやろうとしていた気もするのだけどゼノファージが突っ込んできてうやむやになったような…)。
  • スタッフロールがクッソ長いのはVFXてんこ盛りだからしょうがないけどあの長さでポストクレジットシーンを入れるのは暴挙だろ。

などなど文句はありつつも金返せという気分にならないのはやはり登場する各キャラクターの魅力によるところが大きいし、チェンさんの強引な登場からして製作側もそこはよくわかってるのだと思う(アニーが出てこなかったのは残念だったけど)。主役二人のやりとりをたっぷり見せるためにロードムービー形式にしたのも判断としてはありかなと。でももうちょっとうまくやれば、キャラを魅せつつ感情や話を動かすこともできたのではないかな。メキシコの闘鶏のくだりとかほんとにストーリー上は無意味だもんね。