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中古ロードバイクルック車を整備する (1) 初期状態


趣味はヤフオクで長い間売れていないかわいそうな中古車を落札して整備することですこんにちは。今回は通販スポーツ自転車でトップシェア(たぶん)のオオトモから販売されていたロードバイク「LIG UNIWAY」を引き取ってきました。まずは写真でご紹介。

UNIWAYはアルミフレームの3×7段ロードバイクで、アマゾンの商品情報によると2014年1月発売で、2017年の年明けぐらいまで25,000〜28,000円ぐらいで売られていたようです。

この自転車はサドルの製造年月日が2014年1月となっていまして、高校の通学許可ステッカーが貼ってありましたので、きっと2014年の春に通学用に購入して3年間乗ってボロボロになったので捨てた、というところではないでしょうか。

現行モデルで似たような見た目の「LIG MOVE」というクロスバイクがありますが、ホイールやブレーキなどけっこう共通パーツがありそうです。
で、ごらんのようにリムやブレーキはゴールドカラーなのですが、これがまあ見事に退色しています。それなりの価格帯の自転車にカラーパーツが使われないのは、これが主な理由なんではないかと思いますがいかがでしょう。

細部です。
タイヤはKENDA KWEST 700x28C。ただでさえひび割れしやすいタイヤなのですが、空気が抜けた状態で長期放置されたため接地部分がぱっくり割れてしまっています。要交換。

フロントハブはクイックリリース。もとはゴールドなのですが退色著しいです。手で軸を回すとゴリゴリだったのでとりあえず清掃・グリスアップはしておきますが、スポークが鉄製で錆びているのでホイールごと交換かも。


シングルピボットのキャリパーブレーキ。ロングアーチですし絶望的に効かないんじゃないでしょうか。シュー交換でどこまでマシになるか…。

ドロップハンドルはいちおうアルミ製ですが25.4mm/22.2mm規格なのでSTIにしようと思うならステムごと要交換です。

ヘッドパーツはママチャリと同じ1インチのねじ切り式。鉄製なので錆びます。

シートポストはアルミ製なのにやぐら別体式で錆を呼んでしまうので交換したいところです。

アルミ製トリプルクランク。チェーンリングは当然鉄製。樹脂部品が安っぽいですがまあ気に入らなければ外せばいいだけです。

ペダルはちょっと回転が渋いぐらいなので本体が欠けてなければそのまま使ったところです。

BBはカップ&コーン。組み付けが甘かったのかガタが出ていました。適正トルクで締めてあればそうそう緩まないらしいのですが、それができた試しがないです。意外だったのが、チェーンラインがばっちり出ていたこと。この手の自転車では何も考えずにママチャリ用の長過ぎる軸が使われていることが多いのですが、UNIWAYのBB軸長はビシっと適正でした。

リアはナット留め。アルミフレームなのでストレートドロップエンドディレイラーハンガーは一体式です。ちなみにエンド幅は130mmですので中古のエントリーグレード完組あたりと交換すると幸せになれるかと思います。

リアハブもごらんの通りすっかり色あせています。

スタンドは鉄製で重いです。アルミ製の軽量品に交換予定です。



フレームの各所に、ブレーキワイヤーやワイヤーロックとの摩擦による塗装剥がれがあります。できるだけ修正してみるつもりです。