セレニカ~グラントリ (UCI/2.HC)

最難関となるクイーンステージはブロークンランド

1万円のクロスバイクを買ってみた (2) フロントホイール整備

開梱してざっと組み立てて各部をチェックしたのですが,フロントブレーキが片効きしてホイールが回らなかったので要調整でした。

それから上の動画のようにフロントハブの玉あたりがきついようだったので玉当たり調整とついでに振れ取りをしておくことにしました。

フロントハブは中国YONGLING社製。とうぜん鉄製です。36Hでハブナットは15mm,玉押しは13mmのハブコーンレンチで回せます。

開けてみました。グリスはそこそこ入っていますがなんだか汚れています。まあいいか。
で,玉当たり調整をするのですが,安物パーツの常で精度が出ていないので,スルスル回るようにするとガタが出るし,ガタが出ないようにすると回転が渋くなるという。


見ての通り玉押しが歪んでいます。それでもまあ最初よりはマシになりました。

続いて振れ取り。タイヤを外すと意外にもちゃんとしたナイロン生地のリムテープが。ここ数年27.5インチのMTBが流行していて,この規格のサイズ(ビード径584mm)がママチャリ規格の26インチ(ビード径590mm)と近いので,部品を流用できるんですね。

そして驚きのダブルウォールリム。フロントホイール重量が1,027gでしたのでリムもおそらく500g台ではないかと。650Aのダブルウォールリムってわりかしレアなんですがこんなところに使われていたとは。

センターずれはこんなものです。乗っててもわかりゃしませんが。

ちなみにスポークテンションはこんな感じでした。バルブ穴から回転方向に向かって測定,数値はパークツールのスポークテンションメーターの読みそのままです。わりと高めのテンションですしバランスもそうひどくはないですよね。

27 28 25 28 28 27 28 27 27 27 28 28 25 29 27 27 28 27
29 24 29 28 27 28 28 27 28 29 26 27 28 28 28 28 28 28

少し残念だったのが,ニップルのサイズにばらつきがあってスポークレンチをとっかえひっかえしながらの作業になってしまった点。こういう細かい積み重ねが10,800円という衝撃価格につながっているわけですね(棒)。