セレニカ~グラントリ (UCI/2.HC)

最難関となるクイーンステージはブロークンランド

名古屋市の保育所待機児童数がゼロになったお話

平成26年5月22日付けの発表資料(http://www.city.nagoya.jp/kodomoseishonen/cmsfiles/contents/0000059/59776/140522hoikusyotounyuusyozyoukyou.pdf)によるとそういうことらしいですが,まあでも当事者のみなさんはよくご存知のように「入所可能な保育所があるにもかかわらず、特定の保育所への入所のみを希望されている方」が688人もいらっしゃるわけです。この数字を見て「なんだよ名古屋市は希望者のいないところにばっかり保育園作ってんのかよ」と吹き上がりかけたのですが,じっさいのところ市ではこの数字についてどう考えてんですかねえとメールしてみたところ,保育所を作りたい民間団体向けの資料(http://www.city.nagoya.jp/kodomoseishonen/cmsfiles/contents/0000050/50177/manyuarukakuteiban.pdf)を紹介されました。これを見ると『待機児童解消のために保育所の「特に設置が望まれる地域」』として

  • 千種区東星エリアの星ヶ丘学区で地下鉄星ヶ丘駅から半径 1km 圏内(但し、標準型に限る。)
  • 守山区山東・大森エリアの小幡・苗代・大森学区で名鉄喜多山駅から半径 500m圏内
  • 緑区大高エリアの大高・大高北・大高南学区でJR南大高駅から半径 1km 圏内
  • 名東区神丘、猪高エリアの北一社・名東学区で地下鉄一社駅から半径 500m圏内

などといったように,需要のあるエリアについてかなり絞り込んで公表されていました。なので,市としては細かいニーズまで把握はしているけれども,そうそうポンポンと保育所ができるわけじゃないので……ということなんでしょうね。

リストを見ればわかりますが,保育所ニーズの高い地域は土地代も高いところが多いです。賃料についてはいくらか補助金に加算があるようですが…。そのあたりのお話が共産党の議員さんのサイトに載ってました。このページ,待機児童だけでなく保育士さんの給料の話とか,認可外保育所の事故の話とかも載ってますので勉強になります。