セレニカ~グラントリ (UCI/2.HC)

最難関となるクイーンステージはブロークンランド

2万円のロードバイクを買ってみた (3) フレームジオメトリ

シートチューブ: 460mm; トップチューブホリゾンタル換算): 565mm; ホイールベース: 1070mm; チェーンステイ(リアセンター): 440mm; ヘッドチューブ: 100mm; BBドロップ: 35mm; シートアングル: 72.5°; チェーンステイアングル: 68°; ヘッドアングル: 69°

となっております。長大なリアセンターとホイールベース,極端に短いBBドロップ,そのせいでやけに広いチェーンステイアングルと,かなり謎なジオメトリです。購入前は,シートチューブ長そうだなあ,自分の身長だとあんまりシートポストが出せないからカッコ悪いかなあと心配していたのですが杞憂でした(そもそもこのジオメトリではかっこうの良し悪しを気にしてもしょうがないわけですが)。

チェーンステイアングルが68°ということで,フロントディレイラーMTB用のFD-TZ31が装着されています。ロードバイクMTBコンポーネントというのはふつうはやりません。理由の一つがチェーンラインで,ロードだと一般的に43.5mmのところ,MTBでは47.5mmか50.0mmです。この自転車もリアのチェーンラインは実測43mmくらいです。それに対してFD-TZ31の想定チェーンラインは47.5mmですので,4mmほどずれてしまいます…と言いたいところですが実際のところはそれどころではなくて,フロントのチェーンラインは実測53mm(10mmのずれ!)でした。理由は簡単で,BBがママチャリ用で軸長127mmだからです。わお。しかしそこはトリプル対応のFD-TZ31,アウター側は十分に調整範囲でした。さすがだ。

ただ,チェーンリングが48/38TというたぶんMTB用を流用したんだろうなあという変則的な組み合わせのため,街乗りでしたらインナー常用ということになるので,結果的にチェーンラインは気にしなくてもよいと思います。

B00I3A4BBS21Technology 700cロードバイク CL27-700 シマノ14段変速
21Technology

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