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東芝冷蔵庫GR-40ZSがふたたび故障 新品交換の憂き目に

1年半前に修理してもらった冷蔵庫ですが,また具合が悪くなっていました。今回は野菜室の底,奥のほうで,どこからか垂れてきた水が凍ってしまうというトラブル。前回のように冷蔵室が冷えないという現象は発生していなかったのですが,早めに対応しておこうということで修理を依頼しました。

前回と同じく,訪問時間は当日の朝10時までにお知らせしますということで,電話があったのは8時半。お昼すぎから診ていただけることになりました。サービスマンの方はさすがに手際よく分解をすすめていきます。一通り中が見渡せるようになったところで「これはよろしくないですね…」の一言。見るとかなり大きな氷の塊が野菜室の裏にびっしりと。


こんなの。

いったい何が起こっているのか,もちろん推測混じりですが,と教えていただきました。

まずこの東芝GR-40ZSは

冷蔵庫
製氷室冷凍室(上)
野菜室
冷凍庫
というつくりになっているのですが,前回の故障では,野菜室から冷蔵庫へ冷気を送る通路が冷えすぎて霜で塞がってしまうという問題が生じていました。そして,サービスマンの方によると,前回の修理で部品が対策品に交換されているので,今回の問題はこれではないということでした(ちなみに対策品では通路にヒーターが設置されていてこれで霜がつくのを防ぐということでした。力技だ…)。

では今回の件はどこが問題なのかというと,

  • この機種は冷蔵庫用と冷凍庫用の冷却器が別々になっている。
  • 上の図のように冷蔵庫と冷凍庫が互い違いに配置されている。
  • そのため2つの冷却器からの冷気はかならずどこかですれ違うようになっている。
  • すれ違う場所にはもちろん仕切りがあるが,仕切りは筐体とは別部品で,内側から押し当てるようになっている。
  • 仕切りと筐体が当たる場所はいちおうクッション材が入っている。
  • が,長いあいだ使っていると(といってもまだ6年なんですが)部位による温度差や温度変化によって筐体に歪みが生じることがある。今回はこのケースなのではないか。
  • 仕切りのついた部品を交換すればクッション材も新品になるので症状はおさまるだろうがじきに再発するかもしれない。

ということで,東芝としては,販売店の長期保証に入っているのであれば,故障対応として新品交換をおすすめするということでした。

現時点での相当品はGR-43ZZという,これまたヤマダ電機専売品と思われる機種。こちらは

冷蔵庫
野菜室
製氷室冷凍室(上)
冷凍庫
という構造で,筐体じたいが真ん中で分かれていて,冷気の通路がすれ違うということはないそうです。