セレニカ~グラントリ (UCI/2.HC)

最難関となるクイーンステージはブロークンランド

MERIDA CROAD 9200SX 2005 中古を購入 (1)

またしても自転車いじりがしたくなって中古品を落札。フレームサイズは42cm。

MERIDAがブリヂストン扱いだったころのクロスバイクですが,フレームには「CROAD 9200」としか書かれていないので,商品紹介ページでもそのようになっていることが多いです。

引き取ってきた時点で,ホイールが振れてリムがブレーキにあたりまくっていたり,シフトが固着していたりして,とても乗れる状態ではありませんでした。

前オーナー(愛知県在住)がしばらく乗ったあと放置というパターンだと思い込んでいたのですが,防犯登録によると,大阪のリサイクルショップで3ヶ月ほど前に購入したものとなっていて,おそらくは通販で買ったもののコンディションがひどすぎて即出品となったのではないかと思われます。

謎すぎることにシートポストが前後逆でした。サドルを前に出すため,にしてはレールのずいぶん前の方をクランプしてあります。

オリジナルのフロントハブはハブダイナモのはずなのですが,通常のハブになっていましたし,リムもタイヤも後輪と違うので,ホイールを事故か何かで壊してしまって中古で修理したのではないかと思われます。

フロントタイヤはCST C-1118 700x38c(40-622)。


現行クロスバイクでもたまに使われていますね。実測重量462gと,まあ軽い方に入るのではないでしょうか。中のチューブもCST製の700X35/43C(実測重量152g)。

サイドがひどいことになっています。

フロントホイールのリムはWEINNMANN 519。シングルウォールの安物です。リムテープ幅は12mmでした。

ハブはFORMULA製。ホイール重量は1,065gでした。

サスペンションフォークはTOP GUN 023SA プリロードアジャスタつき。車体のカタログによるとストロークは40mm。

フォークブーツが左右とも無事なのは助かります。

フォークエンドにはダボ穴。オリジナルは泥よけ装備なのですが自転車がこの状態で残っているわけもなく。

ライトステー。日本で売られる自転車ではふつうは右側についています。なので,こちらの写真からわかるように,このステーは使われず,ライトはフォーククラウンに固定されていたようです。そして翌年からはハンドルバーからぶら下げるようになりました。

クランクはアルミ製で,POWER PRO AL-70と書いてあります。「POWER PRO」で検索すると出てくるBBのロゴがそっくりなので,TH Industries(Tien Hsin Industries,天心工業)社の製品…ってFSAはココのブランドなんですね。知りませんでした。長さ170mm。

チェーンリングはもちろん鉄製。

フロントディレイラー(FD-TZ31)はサビだらけです。外して重さを測ると157gでした。

リアタイヤはCST C-1393 700x40c(42-622)。サイズからしておそらくオリジナルなのですが,実測878gの重量級です。

チューブはPanaracer 700x35c〜38c(37〜40-622)が入っていました(実測重量173g)ので一度交換したのでしょう。

マーキングは製造時期を表しているのでしょうか?

サイドには大きな亀裂が入っていて要交換です。

リムはX-RIMS Z100C。こちらもシングルウォール。サイズ表記はETRTO 622x19となっていましたが,実測では19.8mmあったので,タイヤを細くしたいなら700x32cぐらいに留めておくべきでしょう。

ハブはメーカー不明ですがアルミ製。スポークはなんとステンレスでした。スプロケットQRを除いたホイール重量は1,130g。

スプロケットはMF-TZ07 14-28T(実測463g)。サビだらけですが摩耗はそれほどでもありませんでした。

リアディレイラーSRAM ESP 3.0。