セレニカ~グラントリ (UCI/2.HC)

最難関となるクイーンステージはブロークンランド

チャリ耐幸田(ママチャリクラス)仕様ママチャリ

岡崎市北西部,豊田市にほど近いあたりに本社を構えるハチスカの27インチママチャリ「プレトリア」。製造は2003年です。チャリ耐幸田参戦2年目ということで,もうちょっと軽い自転車がいいよねという話になり,アルミフレームの自転車に買い替え寸前までいったのですが,念のため車重を測定してみたところ16.8kgとそこそこ軽かったので続投が決定しました。

ママチャリクラスは今年から荷台が必須になり,取り付け作業が発生するので,作業ついでに軽量化と見た目向上を狙っていくつか部品を交換しました。目標はリアキャリアの重量相殺だったのですが果たせず,ほぼ17kgジャストに仕上がっています。

鉄フレームのくせしてなぜこんなに軽いのかというと,たんにパイプが細いのではないかと思います。ふつうのママチャリだと,シートチューブなんかは端の開口部だけが絞ってあってその下はひとまわり太くなっているものなのですが,プレトリアはおもいっきりストレート形状です。

そしてそのシートチューブ,微妙に曲がっているような気が…。

溶接もあまり丁寧とはいえませんが,まあ文句を言うような値段でもないのでしょうね。

リアキャリアは丸一金属工業のブリッヂ(ダボ)止め。重量1,057g。本当はステンレス製がよかったのですが値が張るのでCPメッキです。強度より軽さ優先なのでクラス18。フレームにキャリアダボがあったのでせっかくだからということでダボ止めにしましたが,シートピン止めより部材が少ないのできっとこっちのほうが軽いはず。ちなみに近所のホームセンターでシートピン止めのキャリア(クラス不明)の重さを計ってみたら1,210gでした。

リアスプロケットは16T。重量47g。本来,幸田のバックストレートを2速で登るために導入したのですが,レース当日は強烈な北北西の風が吹いていて,3速で登れてしまいました。

32T-165mmのクランクは当然鉄製で,サビにまみれてみっともなかったので,軽量化も兼ねてアルミ製に交換。重量は左右で989g→598gということで,費用対効果は抜群です。

フロントホイールはハブダイナモがついていたのでブリヂストン製ノーマルハブのホイールに変更。重量は1,708gから1,225gに(ワッシャー,ナット込み)。ハブは中野鉄工所製でしたが,いわゆる「バルブ穴からハブのロゴが見える」ようには取り付けられていませんでした。そりゃそうか。

そしてハブのロゴをライダーから読める向きにすると,この「TOUGH ROAD」ステッカーは左側から読むような向きになります。逆にしてくれー。

ライトは丸善電機産業のマグボーイコンパクト(MLC-1)。超絶明るいです。しかしこれが小さいくせにずっしり重く236g。もともとついていたシマノのLP-NX21が115gでしたので,ちょっとがっかりです。

ブレーキシューはTEKTROのロード用ですが,ノーマルよりましかなという程度。普段乗りの自転車だったら迷わずデュアルピボットキャリパーにするのですがレース用マシンなので自重。

タイヤは昨シーズンより引き続きPanaracerパセラブラックス27×1 1/8,重量500gです。アメサイドのパセラは耐久性に難ありと聞いていたので,20gしか違わないこともあって全黒にしました。今回,レギュレーションでスリックが明示的に禁止されていないので誰か履いてくるだろうと思ったのですが誰もいませんでした…。

ステムはロングタイプに変更して,ハンドルを持った姿勢で伏せやすくしてみましたが,しょせんママチャリのポジションではどれだけがんばって肘を絞っても前面投影面積はたいして減らないようで,素直に前かごを持ったほうがラップにして4秒ほど速かったです。

ハンドルバーもついでにアルミ製にして軽量化。ZOOM MTB-AL-153BTです。軽くなったと言っても338g→221gとささやかなものです。

ステムが長くなったので,ハンドルが前かごにかぶさるといけないと思い,もともとついていたブラケットがサビだらけだったこともあり,GIZA PRODUCTS扱いのロングタイプに変更しました。YBK00700という型番です。かごが前に出て,そのぶん位置が下がったので,ブラケットは裏向けにしてあります。

シートポストはSystem EX XSP4254 400mm。重量312g。幸田サーキットに「シートポストは交換していいの?」と質問したら「原則無改造だけど見破れなかったらOKです」という脱力ものの返事がきたのでとりあえずこれで車検を受けたら通りました。

サドルはサビがひどかったので交換。400円とか意味がわからない安さでした。重量750gですが交換前とさほど変わらず。

BBは以前バラしたときにシャフトにかじりがあるのを確認していたのと,レース中にギイギイ鳴ったことがあったので(走っているうちに止んだ),カートリッジ式に交換。TANGE LN-3922Cです。シェル幅70mmに対応,軸長127mm。ノーマルのカップ&コーンとくらべると30gほど重いですが(385g)気にするところではないでしょう。


ペダルはノーマルのVP-302ですが,ベアリングのグリスアップはしてあります。

スタンドも錆びていたのでついでに交換。昭和インダストリーズS-600です。500円。安い。

しかし今回圧倒的な速さで優勝したチームの自転車はフルノーマルのブリヂストンロココ。あちこちいじくり回すのは,それ自体が楽しいのは間違いないのですが,勝利につながることはあまり期待しないほうがいいようです。

追記

>普段乗りの自転車だったら迷わずデュアルピボットキャリパーにするのですがレース用マシンなので自重。
なんでだろ?
「自重」ってことはレギュレーションで禁止されてるわけじゃないんだよな?
重量的には下手な鉄製シングルよりアルミデュアルのほうが軽いのに。

【ママチャリ】軽快車総合スレ58【シティサイクル】

すいませんこの記事を書いた時点では鉄製シングルのほうが軽いと思っていました! ダイアコンペのデュアルピボット買ったことがあるのになんであの軽さを忘れていたのか…。後日ALHONGAのデュアルのアルミキャリパーを購入し、えらい軽いのでびっくりしました。ちなみに鈴鹿ツインのレースの車検ではデュアルピボットどころかキャリパー化したリアブレーキがスルーされる始末です。