セレニカ~グラントリ (UCI/2.HC)

最難関となるクイーンステージはブロークンランド

自転車店は所有者の許可なく防犯登録を解除できるらしい

名古屋市は放置自転車のリサイクル事業をやっているのですが,再生過程で防犯登録とかどうなってるのかなあと思い問い合わせてみました。名古屋市(正確には自転車担当の緑政土木局路政部自転車利用課)は一市民の問い合わせにけっこうまじめに答えてくれるのでたいへんありがたいです。

で,最初にいただいた回答は「防犯登録の抹消は、リサイクル自転車販売店に義務付けております。防犯登録シールはリサイクル自転車の整備の際に剥がされます。」というものでした。あれ,防犯登録の抹消ってふつうは所有者本人しかできないのでは? まさか名古屋市から自転車店に所有者情報を提供したりしてます? と聞くとそんなことはしていないということで,それはつまり「自転車店(正確には愛知県自転車モーター商協同組合員)は所有者の許可なく(どころか所有者が誰なのかわからなくても)防犯登録を解除できる」ということです。

ということは,悪〜い自転車屋さんがそのへんから自転車をかっぱらってきて,防犯登録を勝手に解除して,新しく防犯登録し直して売るということが原理的には可能なんじゃないでしょうか。そして,仮にそういう自転車に乗っていて職質されたとしても,きっと警察官は新しいほうの防犯登録でしか照会をかけないでしょうから(防犯登録シールが貼ってあるのにわざわざ車台番号では照会しないのでは),たぶん,自転車が盗難品であることはバレません。…よね?

ちなみに,放置自転車が盗難品であることが判明した場合は,自転車は警察に提出され,持ち主には警察から返還されるそうです。「新しいの買ったからいりません捨てといてください」は通用するのかしらん?