セレニカ~グラントリ (UCI/2.HC)

最難関となるクイーンステージはブロークンランド

ハードテイルMTBにyepp miniを装着してみた

フレームサイズ(シートチューブ長)は17.5インチ(45cm),トップチューブ長(ホリゾンタルで計測)は56.5cmで,身長167cmのライダーにジャストフィットです(といいながらへんなハンドルバーでグリップを遠くしていますが…)。

残念ながらこのサイズのフレームでは,yepp miniを装着した状態では自転車を走らせる喜びはまったくありません。たしかシートポストはセットバックが3cmほどあったはずなのですが,それでもサドルとyepp miniのあいだの空間が狭すぎて腰を落とせないので,座った状態で足がつくところまでサドルを下げざるをえず,膝の曲がった苦しい姿勢でのペダリングを強いられ,おまけに膝がyepp miniに当たるので軽く足を開いてガニ股気味にしなくてはいけません。つまりママチャリ乗りしかできないのです。裏を返せば,ふだんママチャリ乗りで気にならないという人であればここはマイナスポイントにはなりません。

もしも身長167cm前後の人がそれなりのポジションで乗りたかったら,1〜2サイズ大きい自転車(トップチューブ長がホリゾンタル換算で60cm以上!)にプロムナードバーしかないと思います。スローピングがきつめでないとスタンドオーバーハイトが高すぎることになるかもしれません。

もちろん,子供を抱えこむようにして自転車に乗れる,景色のいちばんいい特等席に子供を乗せてあげられる,というのは,自転車を走らせる喜びと引き換えにしてもいいと思えるものでした(少なくとも最初のうちはそう思っている,ということです。慣れてきたらどうなるかわかりません)。


yepp miniとハンドルの間は思ったよりも広いので,ストレート形状のハンドルバーだったりステムがもっと短かったりしても大丈夫なようです。


取り付けはこのようにアタッチメントでスレッドステム(クイルステム)を前後からはさんで固定します。アヘッドステムだとスペーサーをはさんでもくるくるまわってしまうので別のアタッチメントが用意されています。


左右にハンドルを切るとこのように足のせがフレームに当たってしまうため切れ角が制限されます。ただこのおかげでハンドルがぐるんとまわって自転車がひっくり返るということがないので,慣れさえすれば問題ないかと。

購入はWiggleで8,768円でした。