「ヱヴァンゲリヲン新劇場版：破」2回目。1回目はただただ映像と音響に圧倒されてモノが考えられる状況ではなかったので。
前回も今回も平日の夜だったのですが，客層は20代がほとんど（ほぼイケメン）。おじさんは肩身が狭いです。
何度見ても弐号機の登場とエヴァ3機の疾走はしびれます。これだけで間違いなくモトはとれてます。
で…うーん，やっぱりシンジもレイもアスカも，旧作とは別人だなあと。病的な雰囲気がずいぶん抜けてしまって，「お前も早く治せよその厨二病」と説教されてるみたいでした。いや僕もこれでもずいぶん大人になったし，ホラあれですよ痛かった昔の自分をちょっと思い返してみたかったというか一種の怖いもの見たさですよ言ってみれば。というわけで結局EOEを観終わって映画館から出たときのあのぐるんぐるん感みたいなのはカケラも見出せなかったわけです。
Zガンダムもずいぶん前向きになっちゃいましたし，なんでしょうね，昔の僕を「あれでよかったんだよ」って認めてくれる人がいなくなっちゃったというか。べつにいまさら過去の自分を他人から承認してもらう必要はないのですけれど，でもやっぱりちょっと寂しいものです。
ところで2回目でようやくレイが弁当箱だけでなくカップとバランまで洗ってしまったことに気づきました。ていうかあの緑の葉っぱがそんな名前だったなんて今日初めて知りました。いかにもありそうなことですが，そういうところにちゃんと気を配ってもらえるなんて綾波は愛されてるなあ，としみじみ。そして綾波家の食卓に伏せて並べられていたのは小ぶりなラーメンどんぶりに見えたのだが綾波さんあなたは一体なにを作っていたのか。
