セレニカ~グラントリ (UCI/2.HC)

最難関となるクイーンステージはブロークンランド

10レベルセッション(ドルイド編)

2パーティでひとつのダンジョンを左右から攻めるという試み。今回は2つ目のパーティで,PCは自然の化身で殴りまくるというコンセプトのドルイド。動物の相棒もいないという割り切ったビルドです。

まずは入り口でドラウのローグと遭遇。ドルイドがCave Triceratops(MinHB)に変身して蹂躙しつつ,前衛の接近戦とウィザードのFiery Burstで無難に撃退。

このあともうひとつくらい雑魚が出現するかと思って油断していたのですが,いきなり廊下の扉が開いてマインド・フレイヤー×2,フレッシュ・ゴーレム×4,ドラウファイター×4が出現。アーケイン・アイで前方監視していたウィザードだけが不意打ちを免れ,Battle Hymn(SpC)でマインドブラストに備えます。そして炸裂するマインドブラスト×2。パーティはアクション・ポイントを使いつつセーヴを全員成功させ,サイオンのエナジー・ボルトが1体を仕留め,さらに前衛が残りの1体の息の根を止めました。いちおうクレリックドルイドがパナシーアを用意していたので,朦朧状態になっても瓦解は免れたとは思いますが。

DM談「イニシアチブをとったマインド・フレイヤーが調子に乗って前に出てマインドブラストを撃ったのがまずかった。せっかく壁役として用意したフレッシュ・ゴーレムを生かせなかった」

なんだかんだでそれなりにしぶとかったフレッシュ・ゴーレムとの戦いで負った傷を回復させつつパーティは(buffの効果が切れないように)移動を続けます。ドルイドはスペルキャスター対策ということで組み付く気満々のダイア・ライオンに変身,おまけにエンラージ・パースンで巨大化。そして次に見つけた扉を開けた先は10フィート幅の通路。狭い通路にひっかかっているドルイドに,通路の奥にいたマインド・フレイヤー×2とドラウ・ソーサラーからエナジー・ボルト(電撃)×2とファイアボールが降り注ぎます。ファイアボールはエナジーレジスタンスで止めたものの,もともと低い反応セーヴもあってエナジー・ボルトは直撃。さすがに冷や汗がにじみます。続けてドラウ・デルヴィーシュが切り付けてきますがこれはストーン・スキンのおかげで無傷。

好き勝手やられ放題のあと,ようやく手番が回ってきたサイオンがサイオニック・ブラストで護衛のドラウたちを無力化。そしてドルイド虎の子のKelpstrand(SpC)がマインド・フレイヤーとソーサラーにからみつきます。こうなったらあとはひたすら削るのみ。再度サイオンのエナジー・ボルトが飛び,加えてドルイドもArc of Lightning(SpC)で追い討ち。AoLはSRなし,反応・半減なので,SR持ちの異形相手には重宝します…といっても今回初めて使ったのですが。

そして最後の部屋。待ち構えるのはバーブド・デヴィル×2とドラウ・クレリック。一歩踏み出したサイオンがWall of Dispel Magicにひっかかって丸裸にされたことでパーティは戦々恐々としますが,サイオンは無事これをディスペル。このあと順番はよく覚えていないのですが,クレリックがContingencyで仕掛けたサモン・モンスターIVで呼んだなにかと,バーブド・デヴィルが呼んだチェイン・デヴィルが出現しました。セッション後にDMいわく「バーブド・デヴィルはクレリックプラナー・アライで呼んだから経験点はクレリックの分だけね」。ファック。しかもバーブド・デヴィルはクレリックにシールド・アザーをかけてあげるという献身ぶり。つうかどうやって唱えたんでしょう。UMD

パーティのエクソシスト・オブ・シルヴァー・フレイムは戒告の炎でデヴィルの動きを制限。回数の減ったデヴィルの攻撃を前衛が受け止めます。そしてウィザードが温存してあったArc of LightningをSudden Maximizeで発動,バーブド・デヴィルの1体がこのセーヴに失敗。NPCファイターはサモンされたモンスターを片付けてドルイドの通路を作ります。ドルイドは爪にアライン・ウェポンをかけるかどうか迷ったものの時間が惜しいと判断,そのまま前に出てデヴィルを攻撃,止めを刺します。これで形勢はPC有利に。逆転を狙ったドラウはHightenで6レベルにしたディーパー・ダークネスを唱えて,デヴィル以外全員盲目状態にしようと企みますが,これまたウィザードが温存していたディスペル・マジックで解除(本来,ダークネスの解除にはダークネスの目標となった物体や位置の特定が必要な気がしますが,今回はとにかくディスペルを唱えればという裁定でした)。大勢が決しました。

DM談「1人くらいは道連れにしたかった。前衛が飛び込んできたときに悠長に仲間を呼んだりせずに先に前衛を沈めておくべきだった」

今回,マインド・フレイヤーに組み付いて締め上げるという目標は達成できなかったものの,対策として持っていったArc of LightningとKelpstrandをわりと適切なタイミングで使えましたし,Bite of the Weretigerで上げた筋力を生かしてダメージもそこそこ叩き出せたので,悪くないセッションでした。それにしてもHugeになると位置取りが難しく動きづらいです。Bite...があれば十分な組み付きボーナスを乗せられるので,Largeのままでいたほうが扱いは楽ではないかと思えます。

反省点は,やはり敵に前線を組まれると突破しづらい点。ノックバック能力のあるアイテムの購入も検討していたのですが,いろいろ考えた挙句見送ってしまいました。まあ本当に前線突破の必要があればウィザードがなにかすごい呪文で飛ばしてくれたような気もしますが。あとは持続時間rd/lv呪文の使いどころがやっぱり難しい。このレベルだとやっぱり突入前にダンジョンマップと敵の位置くらいは把握しておきたいものです。