職場・自宅ともに最寄の本屋には置いてなく。深夜営業の書店を三軒はしごしたあげくにようやくゲット。本1冊買って帰るのに2時間以上かかるとはさすがに予想しなかった。
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それにしたってテンション高すぎじゃねえの,と思う。もうちょっとシメるところはシメてもらわないと。読んでいるあいだずっともやもやざわざわしっぱなしだった。
そして終局にむかってあまりにも予定調和な展開。まあ待て大河。お前はちゃんとひとりでラブレターを出そうとしていたではないか。入れ忘れた手紙にはまさか「あたしリカちゃんお友達になりましょ」などと書いてあったわけではあるまいに。それがなんだあの狼狽ぶりは。兄貴に啖呵を切ったあの雄雄しい姿はどこへいってしまったんだ。しっかりしろ,どうみてもお前にとって竜児は親の代用品だ。親なんかいなくたって恋人だろうが友達だろうが作り放題だというのになんでそれがわからないのだ。この先一人で生きていくって,北村と実乃梨はどこへ行ったんだ。夏休みからこっち,学生の2学期なんて永遠にも等しい長さだろう。そのあいだ隣にいた彼らがなぜ眼中にないのか。あれか三食昼寝つきの自堕落な生活のせいか。だとしたら亜美の言うとおりそろそろ何もかもぶっ壊す頃合なのかもしれないぞ。そう,これはおそらく亜美エンドこそがトゥルーエンド。大河は女子大にでも行って唯子といづみみたく実乃梨とウフウフキャッキャになるのだ。春田はゆり先生のヒモ。そしてインコちゃんは超能力者の素質をもった竜児に滅亡を待つばかりの古代インカ帝国を救ってもらおうと過去からやってきた魔術師が変身した姿だったんだよ! な,なんだってー!
8巻が最終巻ですよね? 首を長くして待ってます。