なにやら瑞山堂さんが混乱しておられるご様子。
レパードといえば引っかきで．レパードのつかみ強化の説明には，つかみ強化で組み付いたら引っかきできるよー，と書いてある．
……どのタイミングやねん．
MMの7章に記述があります。「引っかき」は，組み付き状態にある間の肉体武器による攻撃回数を増やす特殊能力です。「引っかき」というアクションがあるわけではありません（とはいえルールでは回数の増えた一連の攻撃を引っかきと呼んでいるので，そう思うのも当然かも）。なので組み付いたのと同一ラウンドには引っかけない，はず。
次に締めつける動物の代表としてコンストリクター・スネークに登場してもらう．彼の締めつけは，組みつけばダメージ与えるよ，と．彼もつかみ強化を持ってるので，そちらも見てみると，組みついたら締めつけできるよ，と書いてある．
してみると，組みついた直後に締めつける分には何も問題ない．
基本的には「締めつけ」は組み付き対抗判定でダメージを与えるアクションとみなすのが自然なのですが，つかみ強化と組み合わせた場合にはつかみ強化による肉体武器のダメージに追加ダメージを乗せる特殊能力と考えたほうがわかりやすいです。たぶん。まあなんにしても，組み付き開始ラウンドにさらに肉体武器や締めつけによるダメージを与えることはできるとはちょっと読めませんでした。
つかみ強化には，二つのオプションからどちらかを選ぶ必要があるのだ．
通常通り組みつくか，相手を『捕らえる』か．
はっきりいってルールブックがわかりにくいのですが，「捕らえる（hold）」は（たいていは組み付き判定によって）相手を組み付き状態にすることである，と広義的に考えると腑に落ちるのではないでしょうか。それを維持するために全身を使うのが「組み付き」です。そして，攻撃に使った武器しか使わない「捕らえる」にはとくにこれといって名前がない，と考えるのです。
しかしほんと，組み付き関連はアクションの定義がはっきりしませんよね。実はここだけ著者が違ったりするのでしょうか。
