この作品，やろうとしていることはものすごく意欲的だと思う。思うけど，無駄に難解だ。また，リアルとヴァーチャルの境界というとlainを思い出すけれど，やはり重なったフィーチャがたくさんあった。でもあんなふうにキーワードを並べるだけで視聴者にすげーと思わせられる時代はエヴァブームとともに終わったのだよな，と思わなくもない。
解けた謎。
- シンのハンドルをクラックしたのは偽シン自身なのか→シンはレムが任命していたのだからそういうわけではなさそう。でもなぜシンの名を授けたのかはちょっとわからなかった。
- エンリルが《バビロン》で洪水を起こしたのはなんのためか→規模縮小をビジュアル化したらそうなった。
- 夢月はなぜ日向に助けを求めたのか→よりよい未来のため，ではないかなあ。《コード》が起こしたテロが「100匹目の猿」現象で広まっていったのは《バビロン》が現実を侵食しはじめていたから，ってことで。
- エンリルが日向を殺そうとするほど邪魔に思うのはなぜか→《マルドゥーク》にそそのかされたから。
- 綿津見恵はいつ殺されたのか→シャドウ・ヌルじゃないエアなんて出てきたことなかったのね。
- おねえさまは誰かを探しているらしいがそれは誰か→《He》，なのかなあ。でもまだ動機がわからない。
- 偽シンが《クリミナル》に対抗意識を燃やすのはなぜか→単に《エクサーク》の仕事をうけおっているからでは。
- 《エクサーク》はなにか非道なことをICまたは《バビロン》に対してしたたらしいがそれはなにか→運営からの撤退を指しているとしたらちょっと大げさな気も。
- 《He》のムーンズエイジは葵光彦から受け継いだのか→本人から手渡しじゃなかったのは残念です。
- 夢月が死ぬ場合，その原因は→たんに《エニグマ》が長生きできる装置じゃなかった。
