…ええと。デビルマン観た人の気持ちが（たぶん5分の1ぐらい）わかりました。
はてなの他の日記とか読むと「原作をないがしろに…」「ファンでなければそこそこ楽しめるかも…」なんていう論調が目に付きますが，3年前にゲーム1回やっただけの僕にとっても普通にダメな映像作品でした（d:id:suzukisan:20050212 に大賛成）。100分が苦痛でしょうがなかった。
フォローするとすれば，80年代ノリとジャンプ系アニメが好きな人におすすめ！ あと絵が綺麗でよく動けばオッケーな人にも！ とかそんな感じでしょうか。でもそういうのを2005年にやられてもなあ…です。というかその前にAIRである必要性がない（ヲタに金突っ込ませようという安易なマーケティング戦略でなければ）。
細かい問題点はことさらここでは挙げないけれど，何をどうしたって90〜120分ではおさまらないような原作（観鈴ルートだけでも総プレイ時間15〜20時間ぐらい？）を映画にするなら何らかの奇策が必要なのに，それを正攻法で普通のドラマに仕立て上げようとしたという基本戦略からして間違っているのでは，というのが僕の意見。それに80年代風熱血演出が加わってトドメ。
たとえば（たとえば，ですよ。素人考え），どうせターゲットは原作知ってる人なんだから最後の2日間だけ2時間かけてみっちりやるとか，一貫して晴子さん視点とかそら視点とか，春夏2作にしてsummerとairだけとか，せめてそれぐらいヒネってあれば…とかとか考えてしまいました。
