このあいだ実家から2年以上放置してあったバイクを取ってきたのだが(ちなみに片道5時間弱…うえぇ),道中その不安定なスロットルにどうにも悩まされていた。6,000rpmまでまったくアクセルに回転がついてこないしパーシャルも不安定で,そこを超えるといきなりはじきだされたように加速するのだ。高速クルージングならまだしも街中ではこれはつらい。
この挙動,雨が降ってYPVSが動かなくなったときのものに似ていたのでそのへんを疑いつつサービスマニュアル片手にチェック。カバーのヘキサゴンボルトがまったく動かないので5-56を吹いて待つこと数分。ワイヤー切れも考慮に入れていたのだが,キーをひねるとちゃんとプーリーは動いている。ううむ。強いて言えば回転を上げていったときのバルブが閉まりはじめるタイミングが遅い(4,000rpmぐらい)のが問題か。
腑に落ちないものを感じつつワイヤーの張り調整だけして完了。これで調子よくならんかったらYPVSユニット交換ついでにエンジンの腰上オーバーホールだな。
ちなみにYPVSをはじめとする各種排気デバイスについては「図説 バイクのメカニズム(ASIN:4876871205 ただし在庫切れ)」の解説がわかりやすいです。