セレニカ~グラントリ (UCI/2.HC)

最難関となるクイーンステージはブロークンランド

ホワイトでフレームを塗るときの覚え書き

  • SOFT99やらHoltsやらのサフェーサーは暗すぎて、かなり厚塗りしないと白くならない。何度にも分けて吹く必要があるので当然日数もかかる。おすすめできない。
  • サンデーペイントのプラサフスプレー(ライトブルーグレー)はなかなかよい感触。
  • SOFT99のホワイトプラサフは以前試したときにはあまり隠蔽力が高くない印象だったなあ。
  • プレスポとGIANT CROSSを塗るのに99工房ボデーペンの「H-401 ホンダ用NH-512Z ニューポーラホワイト(S61~)」では赤みが足りなかったので色見本を見て「N-200 ニッサン用326 クリスタルホワイト」を試したが、これでも微妙に青白く見える。
  • カーペイントのホワイトはどれも隠蔽力が弱い気がする。

Endomondoが心拍計に接続できなくなった

Endomondoがある日突然BTLE(Bluetooth SMART)のHRMを認識してくれなくなりまして、HRMの電池の電圧を測定しても正常ですし、なにより同時に起動したStravaではちゃんと認識しているということで、これはEndomondoの不具合だふざけんなー! となったのですが。

ちゃんと対応策がドキュメントに書いてありました。

Troubleshooting:
(中略)
If the problem persists, please try to un-pair the HRM from your phone -> reset the sensor by taking battery out for 6 minutes and touch both snap connects for 10 seconds right after you have taken the battery out -> re-pair your phone and the HRM -> go to the Endomondo app -> "Accessory Settings" -> "Activate sensors" -> "Scan -> Pair.

How to pair your Heart Rate Monitor with the Endomondo app – Endomondo

これに従って心拍計の電池を抜いて6分放置して再度装着したところ無事に認識されました。一時はどうなることかと…。

(追記:その後やっぱりどうやっても認識されなくなったので、毎回Stravaで心拍計を認識させてからEndomondoに切り替えて使っています。困ったなあ)

自転車塗装メモ

クリア塗装

全艶消しでフレームとフォークを塗装。クリア60g+硬化剤6g+フラットベース46g+シンナー56g=168gで、エアー缶まるごと1本使い切り。
マットコートだといまいちクリアの厚みが分かりづらい。もう少し塗ってもいいような気もした。
というか全艶消しは自転車としてはちょっとやりすぎ感が漂う。5〜7分ぐらいでよかったかも。

(2022年10月追記)主剤76g+硬化剤38g+シンナー17g=131g作って、フレーム2.5回塗り、フォーク5回塗りで33g余った。エアー缶でなしにコンプレッサーだと圧を調整できるのでエアー缶よりも寄せて塗れている気がする。それで無駄なく使えているのかも。次回は66g+33g+15gぐらいでいいかなあ。

ソリッド塗装

子供用MTBフレーム、ソリッドカラー80g+硬化剤8g+シンナー44g=132g作って、まあこんなもんだろと塗り終わったら37g余っていた。フォーク込みならともかくフレームだけでこの量はちょっと多すぎた。

スレッドステムが固着したときは

  • ホイールを足で挟んでハンドルを回してはダメ。ホイールがゆがむ。
  • フォークにハンドルバーをかけるのがいいが、再塗装前提でないのなら傷対策はする。
  • 鉄フォークはあっさり歪む。ハンドルバーはクラウン直下にかける。
  • ステムを叩いてみてもいいが力線を真っ直ぐにしようとしてボルト穴の周りを叩くと穴の縁が変形してボルトが入らなくなる。
  • ガスコンロで焼く前に油脂類をしっかりクリーニングしておかないと煙がひどい。
  • ハンドルとフォークを力いっぱいひねるとステムは曲がる。アルミの無垢なのに簡単に曲がる。

しっかしほんと1インチスレッドフォークってクソですよね。他の車種のフォークだとコラム長さが合わないこともあるし切ればすむならともかくネジ山が足りなかったりするとなんともならないしアヘッドにするにしてもVIVAの7,000円コースだしSTD→OSのシムもいるしヘッドパーツも替えないといけないし。はやく絶滅してほしい。

『オーバードライブ』涙なしには観られない感動超大作

そろそろ行っとかないと終わりそうかなってことで観てきました。英語表記だと『OVER DRIVE』ってあいだに空白が入るんですよね。
ええとですね、これはあれですよ、去年観た香港製自転車ロードレース映画『疾風スプリンター』、あのノリです。いやさすがにあそこまで濃くはないんですけど、兄弟が同じ女性に惚れてて悲劇の裏にはみたいな設定を臆面もなく採用して、エモい音楽がどどーんと流れるエモいシーンを適当につなげつつその合間に超スタイリッシュなレースシーンが挟まるという、おいおいよく日本でこんなシナリオに金を出してくれる人を集めたなあという。
でですね、鑑賞中は涙が止まらなかったんですけど、なんでかというと、レースシーンが超かっこいいんですよ。もうね、ラリーが日本で5本の指に入るぐらいの人気スポーツで、ものすごい資本と人員が投入されていて、サービスパークでは自転車スタントショーとかやってて、山奥だろうが都心だろうがどんどん公道を封鎖して、そこにファンが大挙して押し寄せてそこらじゅうにテントを張って2泊3日で観戦してたりするわけですよ。こんなん見せられて涙せずにいられますかっての。まさにラリーファンの理想、絶対に叶うことのない夢の世界なわけです。あれならまだサメが空を飛ぶほうが実現の可能性が高い。いやー、首都高とかふだんから走ってる人には感涙ものだったんじゃないですかね。まあたまにCGが勢い余ってありえないスピードでコーナーリングとかしてましたけど、いいよいいよぜんぶ許す、ってなってました。何様だ。
で、モータースポーツってふつうは冠スポンサー名がそのままチーム名になるんですけど、この映画だと運営母体の名前がチーム名になってたりして、わりと小物っぽい、というとあれですけど、ローカルなチームの一体感みたいなものが漂っていてこれはこれでよかったです。あとふだんぜんぜんテレビを観ないので、「あーお兄さんはなんかNHKの朝ドラに出てたよね」ぐらいの認識しかなかったんですけど、弟さんがえらいガタイがよくておまけに流暢な英語をしゃべるのにびっくりして、調べてみたら千葉真一の息子でおまけに『パシフィック・リム アップライジング』にも出てたってことで腰をぬかしております。ヒロイン役の森川葵さんも、ステレオタイプなキャラをやりすぎず丁寧に演じていて好感が持てました。あとはあれですね、クライマックスのイベントが近年のラリーファンならみなさんご存知の…ていうだけでネタバレになりそうだな。まあバレて困るようなネタでもないんですけど、あーこれは映画でやりたくなるよねえ、という。
まあとにかくモータースポーツを題材にしてこんだけ製作費がとかーんと豪華に注ぎ込まれた日本映画はあとにも先にもないんではないかと思います。モータースポーツの理想郷と化した日本をぜひスクリーンで目に焼き付けてください。

中古ロードバイクルック車を整備する (3) クロスバイクとして再生しました


完成写真どん。

そんなわけでご覧のようにドロップハンドルは取っ払ってクロスバイクにしてしまいました。

そもそもこのフレーム、ルック車にありがちなんですがぜんぜんロードバイクっぽいジオメトリじゃないんですよね。トップチューブがどーんと長い。ためしに同じくオオトモの現行ベストセラークロスバイクLIG MOVEと写真を重ねてみたのですが、この通り。

で、変更点ですが、前後ホイールをNew Balance CX-5002の純正品にしてリア8速にしました。

それにあわせて、ママチャリグレードだったディレイラーももうちょっとましなものに交換してあります。

緩んでいたカップ&コーンBBはシマノのカートリッジ式に変更。

ブレーキレバーはカンチレバー用としてAliExpressで売られていたものを注文。

しかしこのシングルピボットブレーキ、死ぬほど効きません。

レバーの軸からケーブルエンドまでが31.5mmと、いちおうVブレーキ用レバーよりはだいぶ短いのですが、ママチャリ用のレバーなんかですと25mmぐらいだったりしますので、レバー交換でなんとかなるかもしれません。


今回いちばん手間がかかったのがフレームの再塗装です。ワイヤーロックとの摩擦ですっかりアルミの地肌まで凹んだ部分をうすづけパテでしっかり平滑にして、ラッカー系のプラサフとブラックのスプレー缶、ウレタンクリアのエアブラシ塗装で仕上げました。途中でプラサフや黒をどばーっとかけすぎて、既存のウレタン塗装の縁がシワになったりといった失敗で手戻りも発生しています。いっそぜんぶウレタンでやればいいんでしょうけど、調色がしんどい(カラーバリエーションが少なく、単価も高い)ので手を出せずにいます。